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2004年12月2日

年末年始休暇のお知らせと御礼

2004年12月2日
12月29日午後~1月4日は年末年始休暇のため休診とさせていただきます。5月17日の開院以来、多くの患者様に当院を御利用いただきスタッフ一同感謝致しております。


早いもので、クリニックをオープンさせていただいてから、6ヶ月余が経過致しました。この間、様々な患者様との出会いがあり、身近なかかりつけ医として当クリニックを指定してくださった患者様はもとより、はるばると遠方より時間ぎりぎりに足を運んでくださった患者様にも、スタッフ一同感謝致しております。

不妊治療に話を進めさせていただくと、「小泉内閣の混合診療解禁間近」と言う医療界の混乱の為か、本来体外受精の必要の無い患者様がビジネスの狭間で治療を受けられ、当クリニックに相談に訪れられることも多々あります。なかなか妊娠が成立しないと言う状況は精神的につらいものがあります。しかし、体の環境が整っていなければ、たとえ体外受精を行って一時的に妊娠と言う事実に喜んで見ても、数週間後に流産や子宮外妊娠と言う悲しい現実が統計的にも約30%の確率で待っています。さらには、なかなか妊娠が成立しない事実を「原因不明」と片付け、体外受精しかありませんと勧めるビジネスクリニックにはしたくないと言う私自身の長年の信念もあります。体外受精を行うクリニックを立ち上げながら、なかなか体外受精を勧めてくれない院長に多々御不満の患者様にはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
開院当初に妊娠され、順調な経過をたどっておられる患者様はもうすぐ妊娠9ヶ月になられる頃かと思われます。あと少し、寒さに負けずに元気な赤ちゃんを生んで下さい。