2019年1月11日
年末には、2016年の妊娠統計を処理していましたが、日本人の出産人口がついに100万人を切ったことと、体外受精で生まれたお子さんが全国で年間5万人を超えた(約二十人に一人が体外受精治療を経ての出産)と言う事実は、その現場に携わっている医師としても何となく驚愕の統計でありました。しかし見方を変えれば、体外受精も約30年を経て、やっと一般的な不妊治療として浸透してきたのかと言う安堵感もあります。願わくば、今後、若い先生たちが美容外科のような商業主義に走らないでいただきたいと願うばかりであります。
本年は、平成が終わるやや激動の年になりそうです。人工授精や体外受精を抱えていると、とても10連休を取ることなどできませんが、患者様のご迷惑にならないように時代の変遷を肌で感じたいと思っております。昨年同様に、皆様に良き幸せが訪れますようにスタッフ一同、邁進してまいりますので、よろしくお願い致します。